Excelファンクションガイド
よく使用されるExcelファンクションを簡単に検索して、使い方を学ぶことができます。数学、テキスト、日付、論理ファンクションなど、様々なカテゴリ別に整理されています。
📊 完全Excelファンクションガイド
業務でよく使用されるExcelファンクションをカテゴリ別に整理しました。各ファンクションの構文、パラメータ、例を確認して、クリップボードにコピーしてすぐに使用できます。
SUM
説明
数値の合計を計算します。
構文
SUM(number1, [number2], ...)
パラメータ
- number1*:最初の数値または範囲
- number2:追加の数値または範囲(オプション)
例
=SUM(A1:A10)
A1からA10までの合計
AVERAGE
説明
数値の平均を計算します。
構文
AVERAGE(number1, [number2], ...)
パラメータ
- number1*:最初の数値または範囲
- number2:追加の数値または範囲(オプション)
例
=AVERAGE(A1:A10)
A1からA10までの平均
COUNT
説明
数値を含むセルの数をカウントします。
構文
COUNT(value1, [value2], ...)
パラメータ
- value1*:最初の値または範囲
- value2:追加の値または範囲(オプション)
例
=COUNT(A1:A10)
A1からA10まで数値があるセルの数
MAX
説明
最大値を返します。
構文
MAX(number1, [number2], ...)
パラメータ
- number1*:最初の数値または範囲
- number2:追加の数値または範囲(オプション)
例
=MAX(A1:A10)
A1からA10までの最大値
MIN
説明
最小値を返します。
構文
MIN(number1, [number2], ...)
パラメータ
- number1*:最初の数値または範囲
- number2:追加の数値または範囲(オプション)
例
=MIN(A1:A10)
A1からA10までの最小値
ROUND
説明
指定した桁数に数値を四捨五入します。
構文
ROUND(number, num_digits)
パラメータ
- number*:number
- num_digits*:num_digits
例
=ROUND(3.14159, 2)
3.14
CONCATENATE
説明
複数のテキスト文字列を結合します。
構文
CONCATENATE(text1, [text2], ...)
パラメータ
- text1*:text1
- text2:text2
例
=CONCATENATE(A1, " ", B1)
A1とB1をスペースで結合
LEFT
説明
テキストの左側から指定した文字数を返します。
構文
LEFT(text, [num_chars])
パラメータ
- text*:元のテキスト
- num_chars:抽出する文字数(デフォルト:1)
例
=LEFT(A1, 5)
A1の左側5文字
RIGHT
説明
テキストの右側から指定した文字数を返します。
構文
RIGHT(text, [num_chars])
パラメータ
- text*:元のテキスト
- num_chars:抽出する文字数(デフォルト:1)
例
=RIGHT(A1, 3)
A1の右側3文字
MID
説明
テキストの中間から指定した文字数を返します。
構文
MID(text, start_num, num_chars)
パラメータ
- text*:元のテキスト
- start_num*:開始位置
- num_chars*:抽出する文字数
例
=MID(A1, 3, 5)
A1の3番目から5文字
LEN
説明
テキストの文字数を返します。
構文
LEN(text)
パラメータ
- text*:文字数を数えるテキスト
例
=LEN(A1)
A1の文字数
UPPER
説明
テキストを大文字に変換します。
構文
UPPER(text)
パラメータ
- text*:変換するテキスト
例
=UPPER(A1)
A1を大文字に変換
LOWER
説明
テキストを小文字に変換します。
構文
LOWER(text)
パラメータ
- text*:変換するテキスト
例
=LOWER(A1)
A1を小文字に変換
TODAY
説明
現在の日付を返します。
構文
TODAY()
例
=TODAY()
今日の日付
NOW
説明
現在の日付と時刻を返します。
構文
NOW()
例
=NOW()
現在の日付と時刻
YEAR
説明
日付から年を抽出します。
構文
YEAR(serial_number)
パラメータ
- serial_number*:日付値
例
=YEAR(A1)
A1の日付の年
MONTH
説明
日付から月を抽出します。
構文
MONTH(serial_number)
パラメータ
- serial_number*:日付値
例
=MONTH(A1)
A1の日付の月
DAY
説明
日付から日を抽出します。
構文
DAY(serial_number)
パラメータ
- serial_number*:日付値
例
=DAY(A1)
A1の日付の日
DATEDIF
説明
2つの日付の差を計算します。
構文
DATEDIF(start_date, end_date, unit)
パラメータ
- start_date*:開始日
- end_date*:終了日
- unit*:単位(Y、M、Dなど)
例
=DATEDIF(A1, B1, "Y")
A1とB1の間の年数
IF
説明
条件に基づいて異なる値を返します。
構文
IF(logical_test, [value_if_true], [value_if_false])
パラメータ
- logical_test*:テストする条件
- value_if_true:条件が真の場合の値
- value_if_false:条件が偽の場合の値
例
=IF(A1>10, "Large", "Small")
A1が10より大きい場合「大」、そうでなければ「小」
AND
説明
すべての引数がTRUEの場合TRUEを返します。
構文
AND(logical1, [logical2], ...)
パラメータ
- logical1*:最初の条件
- logical2:追加の条件(オプション)
例
=AND(A1>5, B1<10)
A1が5より大きく、B1が10より小さい場合TRUE
OR
説明
引数のいずれかがTRUEの場合TRUEを返します。
構文
OR(logical1, [logical2], ...)
パラメータ
- logical1*:最初の条件
- logical2:追加の条件(オプション)
例
=OR(A1>5, B1<10)
A1が5より大きいか、B1が10より小さい場合TRUE
NOT
説明
論理値を逆にします。
構文
NOT(logical)
パラメータ
- logical*:論理値
例
=NOT(A1>10)
A1が10より大きくない場合TRUE
VLOOKUP
説明
垂直テーブルで値を検索して返します。
構文
VLOOKUP(lookup_value, table_array, col_index_num, [range_lookup])
パラメータ
- lookup_value*:検索する値
- table_array*:検索するテーブル範囲
- col_index_num*:返す列番号
- range_lookup:完全一致(FALSE)または近似(TRUE)
例
=VLOOKUP(A1, C1:E10, 2, FALSE)
C1:E10でA1を検索して2列目の値を返す
HLOOKUP
説明
水平テーブルで値を検索して返します。
構文
HLOOKUP(lookup_value, table_array, row_index_num, [range_lookup])
パラメータ
- lookup_value*:検索する値
- table_array*:検索するテーブル範囲
- row_index_num*:返す行番号
- range_lookup:完全一致(FALSE)または近似(TRUE)
例
=HLOOKUP(A1, C1:G3, 2, FALSE)
C1:G3でA1を検索して2行目の値を返す
INDEX
説明
配列の特定位置の値を返します。
構文
INDEX(array, row_num, [column_num])
パラメータ
- array*:データ配列
- row_num*:行番号
- column_num:列番号(オプション)
例
=INDEX(A1:C10, 3, 2)
A1:C10範囲の3行2列の値
MATCH
説明
配列内での値の位置を検索します。
構文
MATCH(lookup_value, lookup_array, [match_type])
パラメータ
- lookup_value*:検索する値
- lookup_array*:検索する配列
- match_type:マッチタイプ(0、1、-1)
例
=MATCH(A1, B1:B10, 0)
B1:B10でA1値の位置
COUNTIF
説明
条件に一致するセルをカウントします。
構文
COUNTIF(range, criteria)
パラメータ
- range*:チェックする範囲
- criteria*:条件
例
=COUNTIF(A1:A10, ">5")
A1からA10まで5より大きい値の数
SUMIF
説明
条件に一致するセルの合計を計算します。
構文
SUMIF(range, criteria, [sum_range])
パラメータ
- range*:条件をチェックする範囲
- criteria*:条件
- sum_range:合計する範囲(オプション)
例
=SUMIF(A1:A10, ">5")
A1からA10まで5より大きい値の合計
AVERAGEIF
説明
条件に一致するセルの平均を計算します。
構文
AVERAGEIF(range, criteria, [average_range])
パラメータ
- range*:条件をチェックする範囲
- criteria*:条件
- average_range:平均する範囲(オプション)
例
=AVERAGEIF(A1:A10, ">5")
A1からA10まで5より大きい値の平均
STDEV
説明
標準偏差を計算します(標本)。
構文
STDEV(number1, [number2], ...)
パラメータ
- number1*:最初の数値または範囲
- number2:追加の数値または範囲(オプション)
例
=STDEV(A1:A10)
A1からA10までの標準偏差
PMT
説明
ローンの月々の支払額を計算します。
構文
PMT(rate, nper, pv, [fv], [type])
パラメータ
- rate*:利率
- nper*:総支払回数
- pv*:現在価値(ローン元金)
- fv:将来価値(オプション)
- type:支払タイミング(オプション)
例
=PMT(5%/12, 60, 100000)
年利5%、5年間、10万円ローンの月々支払額
FV
説明
投資の将来価値を計算します。
構文
FV(rate, nper, pmt, [pv], [type])
パラメータ
- rate*:利率
- nper*:総期間
- pmt*:定期支払額
- pv:現在価値(オプション)
- type:支払タイミング(オプション)
例
=FV(8%/12, 120, -1000)
年利8%で10年間月1000円貯蓄時の将来価値
PV
説明
投資の現在価値を計算します。
構文
PV(rate, nper, pmt, [fv], [type])
パラメータ
- rate*:利率
- nper*:総期間
- pmt*:定期支払額
- fv:将来価値(オプション)
- type:支払タイミング(オプション)
例
=PV(8%/12, 120, 1000)
年利8%で10年間月1000円支払時の現在価値